令和6年6月
今年の6月から本格的に施設での看取りケアを実施することになり、今まで以上にやりがいを感じています。入所者さんの最期が、穏やかで苦痛なく過ごせる様にすることはもちろんの事、そのご家族に対して精神的支援をし、安心して最後の時間を送ることが出来るように寄り添う。これまでより深い信頼関係を築きながら、入所者さんそれぞれのニーズに応じたケアを提供する事でその尊厳を保ちながら、最後の瞬間に向けて環境を整えることが出来る喜びを感じています。病院ではなく施設という位置で看取りケアを経験したことで看護師としてではなく、人間としても成長を遂げる事が出来ました。入所者さんご本人とそのご家族とのコミュニケーションの取り方や感情面でのサポートの提供方法について考え、理解する事が出来ました。また、チームとして他職種と協力してより良いケアを提供する事で日々の業務に対する自信と意欲が増しています。今後も看取りケアを通して、入所者さんの最期を尊厳を持って迎えるケアを提供することで地域コミュニティーに貢献したいと考えています。地域の方々に対する情報提供や、看取りケアに関する啓発活動を通してより多くの人が適切なケアを受けられる環境作りをしていきたいと思っています。今後も更なるスキルアップを目指し、日々の業務に取り組むとともに、地域の医療、福祉に対する理解を深めるための活動にも積極的に参加していきたいと考えています。