令和5年2月
私は以前リハビリテーション病院で勤めておりました。リハビリテーション病院は入院できる疾患、期間が決まっています。まだまだ一緒にリハビリをしていきたいという気持ちがありながらも、退院という終わりがつきものであり、自分のふがいなさを感じることが多々ありました。ただ、同時に終わりがあることにどこか安心している自分がいたのも確かでした。また、入院できる期間と言うのは状態が回復しやすい時期でもあり、時間の経過に伴った回復に私自身も助けられている気がしました。
そのような中、縁があってひなたで働かせていただくことになりました。通所、訪問リハビリを中心に関わらせていただいてます。ひなたでのリハビリ、いわゆる生活期でのリハビリと言うのは対象の疾患は多岐に渡り、具体的な期限もありません。また比較的病態は安定している段階に入り、身体機能変化が目に見えにくい時期でもあります。ここで感じたのは、病院にいたときよりも利用者さんに寄り添うこと、「すべてはご利用者さんのために」という気持ちを強く持ち続けることでした。
退院という明確な目標がない中でのリハビリはご利用者さんにとって気の遠くなるような思いだと推察されます。それでも毎週リハビリを精一杯継続しているひなたの利用者さんを見て、私も負けていられない、何としてでも力になりたい、そう思いました。
この思いが今の私の原動力になっています。この原動力がより多くの方の気持ちを動かせるように頑張ります。ひなたと言えば最強の理学療法士がいる場所と言われ続けるように…。