令和5年1月
通所リハビリテーションでは、入浴や食事といった日常生活に必要な支援も行われていますが、あくまでも方針はリハビリテーションを通して身体機能の維持や回復、認知機能の改善を図ることです。それに加えて、外出して他の人と交流しながら過ごすことで利用者の社会的な孤立感を解消すること、心身機能を維持向上すること、利用者家族のレスパイト(身体的・精神的負担の軽減、息抜き)を図ること等の、デイサービス的なアプローチも必要になるのが私達ライフサポートひなたの通所介護職の仕事です。
通所されているご利用者は自宅・家庭があり、送迎時に付き添う我々には乗降介助だけではなく、施設内のリハビリテーションと生活の場を繋げる役割があると思います。例えば送迎乗降時にはご家族との情報交換や、独居されている方は自宅の様子の確認を行ったり、普段の外出頻度やライフラインの確認などを会話の中で聞き出したりします。
以前勤務先の特養とは違うことも多く、施設内の介助やリハビリ補助・自主的なトレーニングの促しや介助だけではなく、ご利用者自身のニーズや問題点を汲み取り、他部門のチーム力で自立・自律への解決策への近道を提供していくのが使命と考えています。そして、その解決に至ったり少しでも自立への支援が出来た時こそ、この仕事に従事しているやりがいを感じます。