令和4年1月
私が、介護の仕事を始めたきっかけは嫁いだ先のお姑さんのお母さんが認知症を患っていて、お姑さんが仕事をしながらお世話をしていました。昼と夜が逆転したり、便を素手で触り、畳や壁につけたり、ベットから落ちたりと、予測不能なことが次々と起こり、専門的な知識がないために、大変な苦労をしていました。私もその頃は、同居をしていなく、東京で仕事している夫と2人で暮らしていたので一緒にお世話することができませんでした。少しでも役に立てたらと思い介護の勉強を始め、ヘルパーの資格取得し、病院の介護の仕事を始めました。認知症を患った方の専門病院だったので、色々と勉強になりました。その後、介護福祉士の資格を取得したことで、今度は別の分野を学びたくなり、デイサービスで働く事になりました。病院とは全く違う環境で、まず患者様ではなく、ご利用者と呼ぶことに違和感がありました。介護を必要とする方達で、ご自身のことができなくて困っているから通われていると思っていましたが、個別でのプランや計画書というのが有り、生活の質を上げるために通われていることを知り、計画書も実際に立てて一緒に生活の質を上げていくことに病院とは違うやりがいを感じ始めました。
今は、ひなたで働き6年が立ちました。デイサービスとは違い、ご利用者の生活の質を上げる為に多職種が関わっているデイケアでの介護職にやりがいを感じています。これからも、ご利用者の日々の変化に気づき、私も多職種の一員として、生活の質の向上を意識して介護に携わっていきたいと思います。