ある日の午後、突然「ケアプラン担当してほしい」とご利用者の娘さんが来所されました。 娘さんは平日お仕事のため、なかなか時間が取れず、来所された日は唯一の休日で、地域の支所に相談に行き、その足でひなたに来所していただいたとのことでした。

ご利用者さんはご主人と一軒家にて二人で生活されていて、主介護者のご主人が大変疲れている状態との事で、すぐにサービス（通所介護）を利用したいとの希望でした。しかしながら、ご本人様はデイサービス等利用への拒否が強く、どうしていいかわからない状態とのことで、ご家族の強い不安を感じました。私自身、その日は別の予定がありましたが、娘さんのお話を聞き、日程調整をさせて頂き、「夕方でよければ訪問させていただき、ご本人様にお会いしたい」旨を伝えさせて頂くと「今日来ていただけるとは!良いんですか？今日は仕事を休んでいるので助かります!」とびっくりと嬉しい表情をいただき、訪問させていただきました。

本人にお会いし、デイサービス等々の言葉は使わず、ゆっくりお話しをさせていただき、「見学に一緒に行きませんか？」とお誘いすると「行ってみます・・」と少しずつ心を開いていただき、話をさせて頂きました。また、今後も訪問させていただくことも了解いただき、終始落ち着いてお話を聞いてくださいました。

私が家を発つ際、初めの表情と全く違い、門まで見送りくださったご主人と娘さんは、キラキラと輝く笑顔をとなり、すぐに対応してよかったと励みになりました。その後、通所介護事業所と素早く連携が取れ、契約・担当者会議等スムーズに進められ、サービス利用も問題なくできているとの報告頂きました。健育会で働かせていただき、学んだ民間が持つスピード感を持ち“すぐに"対応させて頂いたことで結果、ご本人・ご家族の笑顔を拝見することができました。今後も引き続き、スピード感を持ち、クライアントであるご利用者さん、ご家族様の笑顔を多くみられるよう、在宅生活支援のお手伝いができるよう努めていきます。