仕事のやりがい

Vol.106
2025.06
看護師
勤続年数: 1年4ヶ月

施設看護師がやりがいを感じる瞬間

ひなたに入職する前は、急性期病院、回復期病院で働いていました。老健施設で働き感じたことは、施設看護は、急性期医療とは異なり、利用者の生活を長期的に支えるケアが中心となることです。病院のような緊張感やスピード感とは異なり、時間の流れが穏やかで、一人ひとりの利用者とじっくり向き合える特有の魅力があります。病状の急変や命の瀬戸際で支える急性期病院では、「医療の質」が重視されますが、施設看護では「人としての関わり」が主になるのではないかと日々の業務で感じています。例えば「表情の陰り」や「いつもより食が進まない理由」にも気づき対応できるのは、継続的な関わりのある施設看護ならではだと思います。日々の体調管理、服薬、医療処置に加え、何気ない会話や表情の変化から寄り添う看護が出来た時に「あなたがいてくれて安心する」などの言葉を頂くことがあります。そのような瞬間に看護師としての存在価値とやりがいを強く感じる瞬間が数多くあります。